Wさん夫妻(30代)埼玉 教師
夫婦ともに中学校の教師をしているWさん夫妻の体験談は、私にとっても非常に強く印象に残っています。
とにかく夫婦仲がうまくいかず、奥さんも一種の心身の不調を抱え、もう離婚するしかないんじゃないかという状態でした。
奥さんは、ご主人のことを、暴力亭主だの、鬼だのと散々悪口を並べ立てるし、ご主人はご主人で、暴力を振るうのは妻の方で、被害者はこちらだとばかりで、しまいには私の前で大ゲンカを始める始末でした。
とにかく解決の道は、夫婦で真我を開くことだと勧め、二人で受講してもらうことにしました。
真我を探っていく中で、奥さんに地獄のような過去の記憶が蘇ってきました。彼女がまだ小さかった頃、父親が毎晩のように愛人を家に連れてきて隣の部屋で寝ていたのでした。彼女はお母さんと二人、いつもふとんをかぶって泣いていたのです。
そんな悲しく辛かった記憶が走馬灯のように駆け巡った次の瞬間、彼女はそのさらに奥に、はっきりと愛そのものである本当の自分、真我をはっきりと自覚することができたのでした。
そしてそのことによって、遂に今まで憎んでいた父さえも一瞬にして許すことができたのです。それと同時に、夫への憎しみもパッと消えてなくなり、夫妻は泣きながら抱き合いました。
それ以来、二人は仲の良い夫婦に戻り、奥さんは心身の不調も落ち着き、現在では、休職していた学校に復帰するまでになりました。
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彼女は最初、体が硬直して動けない状態でした。まさに彼女の人生は崖に向かってまっしぐらでした。なぜそうなったのかというと、小さい頃の体験から父を強く恨む気持ちがあり、それがご主人に対して向けられていたからです。そのため一度離婚をしたのですが、再婚した今のご主人ともうまくいかなかったのです。父に対する思いを根幹から変えない限り、離婚を繰り返すことになるのです。