武山裕之

武山裕之 東京地区担当

私は兵庫県の出身で、1995年1月17日に阪神・淡路大震災にて被災しました。自宅は全壊を免れましたが、壁が落ち食器類はほとんど割れました。自宅のライフラインはストップし、お風呂にも入れませんでした。

私が住んでいた町は兵庫県の東側で、川を隔てたすぐ隣は大阪府でした。人づての情報で大阪府は震災の影響をあまり受けていないと聞き、車で向かいました。そして向かった先の、普段と変わらぬ日常風景に大変驚きました。銭湯は普通に営業し、駅前のスーパーでは物が溢れた光景が広がっていたからです。私のいた地域ではありえない光景でした。
このとき私は、たった川を隔てただけでこんなにも違う状況を目の当たりにし、「なぜ我々だけがこんなひどい目に合うんだ」という気持ちでいっぱいになりました。まるで被災していない人たちが悪人であるかのように、大変卑屈になっていました。
頭では、自分の思いが全くの逆恨みであること、まして被災していない人々が普通に生活して経済を支えて下さったからこそ、早く復興できたことも理解はしていました。しかし、私の心の中には、その時の卑屈な思いが長く心に留まっていたのです。

その後、9年あまり経った後に、私はアイジーエーの真我開発講座に出会い、すべてはひとつであること、全体意識(真我)に目覚めることの大切さを、頭ではなく体感を通して魂の底から理解することができました。そして、倫理や道徳などのインプットによる教えだけではどうしても拭い去ることが出来ないわだかまりを、心の底から消し去ることが出来ました。
震災当時、もしも私がこの全体意識(真我)に目覚める機会を得ていたならば、心の闇に囚われて卑屈になってしまうこともなかったかもしれません。そして、あの時には理解できなかった、震災の影響をあまり受けていないと思われる人々が、日常の当たり前と思われる生活をされ、仕事をしていてくれたからこそ、あの大震災から驚異的なスピードで復興できたという事実に、深い感謝の気持ちを表すことが出来たかもしれません。

そして今なお、被災地にいらっしゃる方々が、一刻も早く復興を遂げられ、心の平安を手に入れることが出来るためにも、今こそ一人でも多くの方が、誰の心にも最も奥深くに存在する全体意識(真我)に目覚め、その意識にフォーカスをあわせ続けることがいかに大切なことか、そしてそれが日本のみならず地球全体、宇宙全体の調和に寄与することが出来るのだということが、今でははっきりと理解できます。

阪神淡路大震災の当時、某銀行に勤めていた私は、後にこの全体意識に目覚める体験をし、数年後にはアイジーエーで仕事をさせていただくことになりました。今の私の仕事は、一人でも多くの方に「本当の自分(=真我)」に出会っていただき、その本当の自分で残りの人生を生ききっていただくこと、そして世界を光に変える、そのサポートをさせて頂くことです。