子供より先に親が変わる

ある会合で話をしていると、突然目の前にすわっていた奥さんが泣きだしたことがありました。  

私が「どうしたんですか」と尋ねると、

 

「じつは私が離婚をしてから、息子が私に暴力を振るうようになったんです。

体も大きくなってかないません。どうしたらいいんでしょうか」

 

というのです。  

 

「じつは心を変えるセミナーをやっているんですよ」という話をしたら、

「じゃあ、うちの息子を教育してください」というのです。

「ちょっと待ってください。私のところに息子さんをこさせるというのは、息子がダメだからこさせるのでしょう」

 

「ええ、そうです」

「では、そのダメな息子にしたのは誰ですか。奥さんの影響じゃないんですか」

「あっ!」と彼女は気がついたのです。

 

「ということは、奥さんが先にくることじゃないですか」  彼女は素直に私のいうとおり、講座を受けにきました。

講座のなかで、彼女は目の玉が飛びだすくらいに、大きく目を腫らして涙を流していました。

 

そして自分自身の内面を観て「ああ、やっぱり私が原因だったんだ」ということを、はっきりと自分の真我でわかることができたのでした。その三日後、彼女から電話がありました。

 

「佐藤先生、本当にありがとうございました。もう息子は変わっていました」親が変わったらテレパシーのように、息子も同時に変わっていたのです。   

 

家庭というのは、一つの想念の世界で、それは鳥カゴに例えることができるのです。

鳥カゴのなかの鳥に「はばたけ!」といっても飛べないのです。その鳥カゴは何かというと親の想念です。

 

親の想念のなかに子供が入っているのです。ですから、親が変わらない限りは子供は変われないのです。

親の想いのなかに入っていて、窮屈でしかたがないのです。

 

愛というのは自由なのです。生命を活かす働きです。そのことに気づくとそのカゴがなくなるのです。

そうすると、子供は自由にはばたけるのです。

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