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『なぜ人は神頼みするのか?』

- あなたが追い詰められて逃げようのない苦しい状況に直面したとき、
- 窮地に立たされた時、信仰があろうがなかろうが、
- 天に向かって無意識に叫ぶ。
- なぜ、私たちは「神頼み」するのでしょうか?
- 「神さま」「仏さま」 って、いったい誰のことですか?
- これが、本書のテーマです。
- (「なぜ人は神頼みするのか?」プロローグより)
まえがき
- 「ああ、神さま!仏さま!」 思わず口にしてしまうこの言葉。
- あなたが追い詰められて逃げようのない苦しい状況に直面したとき、窮地(きゅうち)に立たされた時、信仰があろうがなかろうが、天に向かって無意識に叫ぶ。
- なぜ、私たちは「神頼み」するのでしょうか? 「神さま」「仏さま」 って、いったい誰のことですか?
- これが、本書のテーマです。
- しかし、私は何か特定の宗教を本書で説くわけではありません。 教えや考え方を示す本でもありません。
- 何かを信じてもらおう、などとも思っていません。 「神さま」という言葉は誰でも知っているのに、 では、その神さまってどんな人ですか? と問われて、いったい誰が答えられるのでしょうか。
- 「仏さま」と言って手を合わせているけど、では、その拝んでいる仏さまって、どこにいるの?
- と聞かれて、いったい誰が教えてくれるのでしょうか。 あなたは答えられますか?
- 文化庁の「宗教年鑑」によると、日本人の宗教人口は2億2千万人だそうです。
- 日本の総人口の200%近い宗教人口なのです。 だけど、おかしいと思いませんか。
- もしそれだけ浸透しているのなら、一般の人が普段からもっと熱心に宗教を勉強しているだろうし、本屋さんにも、もっと宗教の本があふれているはずです。
- しかし、現実は本屋さんに並んでいる宗教関係の本は少なく、しかもかなり専門的で難解です。
- 一般の人がすぐに読めるようなものが見当たりません。 そして、読んだところで明日の仕事にどう生かせるものなのか、わからないものが多いのです。 宗教は、困ったり悩んだりした人を救うためにあるのだから、本当は生活に使えなくてはならないはずです。 誰もが手軽に使って、家庭や仕事に生かせなくてはならないはずです。 一方で、日本人は宗教に対する帰属意識が薄く、自分を無宗教と考える人も多いのです。
- そして、外国には、無宗教だと信頼されない文化も多くありますが、日本人は宗教に熱心だと、なんとなく引いてしまう風潮があります。
- それどころか、「宗教お断り」などといって毛嫌いする人もいるのです。
- あなたは、どうでしょうか。 あなたは何かの宗教を信仰していますか。
- もし、そうだとしたら、 いったい何を求めて信仰しているのでしょうか。 どういう成果がありましたか。
- あなたは、お正月になると神社に手を合わせに行きますか。
- だとしたら、何のために手を合わせているのでしょうか。 何をお願いしているのですか。
- 無病息災・商売繁盛ですか。 そして、本当に効果があると思っているのですか?
- それとも、単なる習慣で神社に行っているのですか。 現代は、インターネットで瞬時に世界中の情報にアクセスできるような技術が発達しています。
- そんな時代に、存在の分からないものに手を合わせたり、お願い事をしているのです。
- ちょっと、おかしいと思いませんか。 神さまが、いったいどういう存在で、どういう力をもっていて、あなたの生活にどう生かせるのか、できるなら、わかった方がいいと思いませんか?
- いざと言う時だけは、とっさに助けを請うのに、その実体を知ろうともせず、あまりにも無関心というのはちょっと虫がいい話ではありませんか。 記憶に新しいところで、ニューヨークの同時多発テロも「ジハード」といって神さまのために行う戦い、「聖戦」だとテロリストは主張しています。
- そのために命を落とすことも厭(いと)わないのです。 自分の命よりも大切だという思いで信じて行っているのです。 彼らは命を引き換えにしてもいい、それほどの価値を感じているのでしょう。当然、彼らの行為が人間として許されることではないことは、言うまでもありません。 ただ、命よりも価値を感じている、その宗教の実体は何なのでしょうか。 あなたは、どう思いますか。 それほど価値あるものが、今、あなたの身の回りにどれだけあるでしょうか。 あなたの命と引き換えにしてもいいものは何ですか。 あなたの預金通帳ですか。 あなたの家ですか。 あなたの乗っている高級車ですか。 大事に持っている宝石ですか。
- それに、どんなに価値を感じていたとしても、もしあなたがこの世を去ったら、それはあの世にもっていけませんからゼロになります。 もし、命と引き換えにしてもいいくらい価値あるものがあるとしたら、あなたはそれを知らずに人生を終えることができますか。
- その価値あるものを明確に知って、それを手に入れて、これからの人生を生きられたらいいのではないですか。 繰り返しますが、私は何も、本書で何かの宗教の信仰を奨励するつもりはありません。
- しかし、原始宗教といって、腰に毛皮をつけて槍を持っていた時代から宗教はあったと言われています。 ということは、私たち人間の知識が発達する前から、衣食住と同じように必要なものであり、もともと本能的に持っているものなのではないでしょうか。 そして、ずっと何千年、何万年となくならないのです。
- もし、必要のないものだったら、なくなって当然なのです。 しかし、実際にはなくならないどころか、伝統宗教に対する信仰が再燃したり、新興宗教がどんどん増えてきたりしています。
- では、人々は宗教に何を期待しているのでしょうか。 何か、機能があって、それが生活に役に立つとか、利益を受けるとか、そういった何かがあってはじめて人々は必要性を認めます。
- そうであるなら、宗教はどういう利益があるのでしょうか。 どういう必要性があるのでしょうか。
- どういう価値があるのでしょうか。 わからない。 わからないから一般的に宗教では「信じなさい」と頭ごなしに繰り返し言います。 しかし、人間は社会の中で「信じる」ことと同時に「疑う」ことの裏表の中で生活しています。 例えば、人と約束をしたり、人に預け物をしたりするのは「信じる」ことが根底にあります。
- しかし、そのあなたが、家の鍵を閉めていくのは「信じない」からです。
- もし、全ての人間を信じていれば戸締りをしていく必要がないのです。
- 「疑う」ことも必要だ、と言うことを無意識に認めているのです。
- だとしたら、
- 「信じなさい」という宗教だけでなく「疑いなさい」という宗教があってもおかしくないのではありませんか。
- もし本物ならば、「疑う」ことによって、より真実が見えてくるのではないでしょうか。
- 本物のダイヤモンドは、いくら疑われてもビクともしません。
- 「信じなさい」と言うのは、「目をつぶりなさい」ということと同じです。
- 「疑いなさい」は、「しっかり見なさい」ということです。 「信じること」の大切さは、私も十分、理解しているつもりです。 しかし、「信じる」ためにも、一度「疑ってみる」必要があるのではないでしょうか。
- あなたが、車や家などの高価な買い物をする時には、最初から目をつぶって、丸飲みしないはずです。
- そういう意味では、科学者の姿勢は素晴らしいのです。
- 実証を重ね、同じ条件で、同じ結果が出ることを繰り返して、初めて仮説を検証して発表していきます。
- しかし、科学者も、最終的に突き詰めて、「神さま」「仏さま」の領域になると、「サムシンググレート」といって「よくわからない。だけど偉大なる何かがある」となるのです。 あなたは信じられないものを信じようとしなくてもいいのです。 そのかわりに、 真実を見てください。
- 本書は、あなたが神さま・仏さまの本当の姿を見るためのプログラムになっています。
- 本書を通して読めば、あなたは神さま・仏さまの本当の姿を見ることができます。構成は次のとおりです。
- まず第1章「社会の実態」はウォーミングアップです。
- 現在、社会が神さまや仏さまをどのようにとらえているのか、また、宗教と社会との関係が中心です。
- 次に第2章「横の法則・縦の法則」に入ります。
- ここで、本書の内容の軸となる二つの法則、「横の法則」と「縦の法則」を確認します。
- 「横の法則」は心の法則、「縦の法則」は神・仏の法則です。
- 本書では、この二つの法則を使って、あなたに神さま・仏さまの本当の姿をお見せすることになります。
- そして、第3章の「本当の自分(宇宙意識・真我)」で、私がお話しすることすべてのバックボーンとなっている「本当の自分(宇宙意識・真我)」というものについて解説します。
- その上で、第4章「三つのフィルターを取り外す」に入ります。 この章では、あなたが神さま・仏さまを見ることを妨げている三つの障害をそれぞれ扱います。 三つの障害とは、「欲望」、「感情」、「肉体」です。 この三つの障害は、私たちの心のなかにある三種類の色つきのフィルターです。
- 三つのフィルターを外し終えたとき、あなたの目には、神さま・仏さまの姿がはっきりと映っていることでしょう。 しかし、これで終わりではありません。
- 第5章「縦の法則に沿うということ」では、神さま・仏さまの意志に沿った生き方を具体的に解説します。
- この章は、社会レベルでの実践を説明する「社会編」と、個人レベルでの実践を説明する「個人編」に分かれています。 ここで、マクロレベル・ミクロレベル両方で、神さま・仏さまを深く知り、それを日常に生かす方法を提示します。
- もう一度聞きます。 「神さま」って何ですか。 「仏さま」って誰のことですか。
- あなたは絵に描けますか。 言葉で言い表せますか。
- 今こそ、私たちは真剣にわからないものをわかるようにしていく必要があると思いませんか。
- 命と引き換えにしても価値あるものなら、わかるようにしませんか。
- 私と一緒に。
- 佐藤康行
目次
- プロローグ 第1章 神頼みと心の世界
- ・心の時代に必要なこと
- ・頭でわかっても意味がない
- ・魂の世界も駅伝スタイルに
- ・人のためか、自分のためか
- ・なぜ、宗教戦争は起きるの?
- 第2章 心における横の法則・縦の法則
- ・あなたの心を支配する原因と結果の鎖横の法則
- ・願いは叶えられましたか?
- ・心にいくつのスイッチをおもちですか?
- ・今も身体に働く見えない力をご存知ですか?
- ・時空のしがらみから解放する絶対法則縦の法則
- ・最愛の人に愛されていますか?
- ・あなたは起きてます? 眠ってます?
- ・生きる力とは、生かす力
- ・どちらにいますか?「変わる世界」と「変わらない世界」
- ・「縦の法則」は元に戻る力
- ・本当に自分の意思で読んでいますか?
- 第3章 本当の自分(宇宙意識・真我)
- ・心の三層構造
- ・心の第一層「観念」
- ・心の第二層「業・カルマ」
- ・心の第三層「真我」
- ・真我の覚醒
- ・ダイヤモンドとイミテーション
- ・「聖書」も「仏典」もあなたの中にある
- ・すべては一つ
- 第4章 三つのフィルターを取り外す
- ・「欲望のフィルター」を外す
- 1「横の法則」の視点から見た世界欲望編
- 2「縦の法則」の視点から見た世界欲望編
- ・「感情のフィルター」を外す
- 1「横の法則」の視点から見た世界感情編
- 2「縦の法則」の視点から見た世界感情編
- ・「肉体のフィルター」を外す
- 1「横の法則」の視点から見た世界肉体編
- 2「縦の法則」の視点から見た世界肉体編
- 第5章 神さま・仏さまの本当の姿
- ・「縦の法則」に沿うということ
- ・それぞれの個性を生かす理想の家族
- ・仕事の本質とは
- ・奪い合いから、与え合いの豊かな時代へ
- ・小聖は山で悟り、大聖は街で悟る
- エピローグ



